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身近な「食」からサステナブルを拡げる、2人の高校生とZENBの学内プロジェクト

こんにちは、ZENBの広報を担当している林です。今回は、サステナブルな未来を本気で考える坂本りささん、八田あかりさんのお二人から始まった立命館宇治高校での学内プロジェクトをご紹介させていただきます。

左から、立命館宇治高校・杉浦先生、八田あかりさん、坂本りささん

きっかけは「学校でZENBを販売したい!」という1通のメールから


ある日ZENBに、「高校の購買部でZENBスティックを販売したい!」という1通のメールが舞い込んできました。送り主は京都・立命館宇治高校に通う高校3年生の坂本りささん。授業の一環で「環境に配慮した商品・サービスが生産者・消費者共に流通しやすくなる社会をつくるには?」というプロジェクト活動を進めており、まずは、サステナブルな商品を校内で販売し、興味を持ってもらうことから始めたいという内容でした。
しかも、購買部には了承を得ており、すぐ具体的な話をしたいとのこと。高校生とは思えない綿密な準備への驚きと、何よりも熱意あふれる想いに共感し「ぜひ、お二人の力になりたい!」とすぐにお返事しました。

後日、坂本さん、そして一緒にプロジェクトを進める八田さんのお二人とオンラインで初顔合わせすることになりました。坂本さんがご家族でZENBヌードルを食べてくださっていることもあり、今回のお話に繋がったという嬉しいキッカケなど、お二人のこともうかがいつつ、購買部でのZENBスティック販売に向けた作戦会議がスタートしました。「生徒のみんなに伝わりやすいようポスターをつくろう」「手に取りやすくするために値段は定価でいいのか?」など、お二人からの様々なアイデアに驚かされながら議論を重ね、昨年の9月に実際に販売をスタート。今回は、学校のことを一番ご存知のお二人にポスターのデザイン制作や商品の価格設定もお願いしました。そして購買部の一角をお借りしてつくった売り場がこちら。レジ横の一等地を確保する手腕もさすがです!

左)お二人が作成したポスター 右)実際の購買部の売場

学生の皆さんは、ZENBスティックのどの種類が気になるのか興味がありましたが、実際に人気があったフレーバーはビーツでした。その他のコーンやパンプキン、キャロットより素材自体の珍しさがあり、見た目も色鮮やかでかわいいことが人気のポイントだったようです。その点で、ZENBスティックを体験していただく機会をつくれただけでなく、「高校生にZENBを拡げていくためにどうすればよいか?」というヒントも得ることができ、学びが多い結果となりました!

みんなで身近な食からサステナブルを考える


坂本さん、八田さんとお話する中で、商品を販売するだけでなく、もっと立命館宇治高校の皆さんのために何かできないかという想いが湧いてきました。お二人に相談してみると、「プロジェクト活動の元となっている授業でZENBのことを紹介できるかもしれない。」と、早速、授業を担当する杉浦先生に相談していただくことになりました。その結果、なんと異なる2クラスの皆さんに向けて各100分もお時間をいただくことになりました。先生のお心遣いに感激しつつ、少しでも学生の皆さんのためになる授業をしなければと身の引き締まる思いでした!

授業は、私たちから一方的に何かを説明するのではなく、ぜひ学生の皆さんと考え、体験できる内容にしたいと思い、お二人や杉浦先生にもアイデアをいただきながら検討を進めました。最終的には、まるごと植物のおいしさや栄養をいただくZENBの考えを交えながら、普段捨ててしまう素材を使うことを条件に、身近な「食」でサステナブルに貢献できる新しい商品をみんなで考える、というグループディスカッション形式で開催することになりました。

そして、11月に高校にうかがい、皆さんとの授業を実現できました。
まずは、お土産のZENBスティックやチップスを食べてもらいながらZENBのご紹介からスタートしました。リラックスした雰囲気でありながら、皆さんが興味深く話を聞いてくださいました。

グループディスカッションの各グループ発表に皆さん興味津々

そしていよいよ、メインテーマである「普段捨ててしまう素材を使った新商品開発」についてグループでのディスカッションを開始。食という身近なテーマとはいえ、いきなり新しい商品を考えてもらうのはちょっとハードルが高いかもしれないと心配でしたが、ディスカッションが始まるとその不安は一蹴されました。学生の皆さんが積極的に議論を展開してくださり、各グループから個性あふれるアイデアがどんどん出てきました。中には食品の枠にとらわれず、ペットフードや日用品など斬新なアイデアを考えてくださったグループもありました。さらに商品だけでなく、誰に向けて、どんなプロモーションをかけていくかなど、短い時間でかなり細かく考え込まれた企画として皆さんがプレゼンしてくださり、素晴らしいディスカッションにすることができました。

計10グループからの多種多様なアイデアが。このまま商品化もできそうな案も!?

授業後には、お二人を通じて生徒の皆さんにも率直な感想を教えていただきました。「とても満足できる内容で、環境に配慮した商品への興味も湧いてきた」と嬉しい声がたくさん上がり、サステナブルな食をまずは校内で広げたいというお二人の元々の目標に向けたお手伝いができたいと思い、ホッとしました。さらに「試食したZENBチップスやスティックが美味しくてびっくり!」「二人から聞いてZENBが気になっていたから、もらったヌードルをパスタにして家でも作ってみたい!」など他にも色々な声をいただくことができ、感激しました。

学食でもおいしくサステナブルなラーメンを体験

お二人のご協力のおかげで、ZENBを売ったり、授業でお伝えしたり、学生の皆さんに身近な食からサステナブルを体験していただく取り組みを進めてきましたが、お二人との話の中で、学校でおいしくZENBを食べられるような取組みもやってみたい、という話が持ち上がりました。
お腹を空かせた学生の皆さんのお昼の定番といえば「学食のラーメン!」ということで、ZENBヌードルをつかった限定ラーメンを提供するアイデアをひらめき、さっそく立命館生協さまにご相談することに。お二人たってのお願いということもあり、提供自体はすぐ決まりましたが、学食で提供するためには大きなハードルもありました。立命館宇治高校は1000人以上が通うマンモス校で、学食の提供はスピードが命。ZENBヌードルを毎回一から茹でていては、とても間に合いません。そこで、これまでZENBが開催したイベントでの経験も活かし、あらかじめヌードルを茹でた状態で保管しておき、実際に注文が入ったら湯通しして提供するという工夫を凝らしました。さらに、お二人にご協力いただき、調理工程の細かい調整や試食でのおいしさ確認など現地での具体的な検討を進め、12月には学食で期間限定のZENB醤油ラーメン・味噌ラーメンの提供が実現。初日から全食完売となる結果となり一安心しました。

坂本さん、八田さんもZENBの学食ラーメンを実食!

学生の皆さんと目指すサステナブルな未来


今回、サステナブルな考えを学校中に広めたいという坂本さん、八田さんのプロジェクトをお手伝いすることができただけでなく、お二人の類まれな行動力のおかげで、ZENBの魅力も学生の皆さんに広くお伝えすることができました。お二人からも「環境に配慮した商品やサービスへの興味が学内で広がるきっかけをつくることができ、プロジェクトのゴールに向けた認知度の向上に繋がりました!」「ZENBさんの商品に興味を持ち、これからも試してみたいという生徒もたくさんいるので、私たちだけでなくZENBさんにも実のある結果になっていれば嬉しいです!!」とのお言葉をいただきました。

実際にグループディスカッションに参加くださった学生の皆さんからもZENBに対する率直な声もたくさんいただき、身近な食からサステナブルを考えるきっかけづくりに役立てたことに嬉しさがこみ上げてきます。これからも共感してくださる方々と繋がりながら、ZENBの目指すおいしく、人と社会の健康にも貢献できるサステナブルな食をお届けしていきたいです。