ゆで汁までおいしい!ZENBヌードルのゆで汁のおいしさを紐解く
初めまして、新しくZENBのメニュー担当になりました大泉と申します。
これまでMizkanのメニュー担当として、食酢やつゆを使ったレシピをご家庭向けに、時には外食店様やスーパー様向けにレシピ作りをしてました。帰宅してから15分で作れるレシピや、レシピレス(レシピを見なくてもできる)な簡単のレシピ、200kcal以下のヘルシーメインおかず等、ちょっとかゆいところに手が届き、毎日食べたくなる、今作りたくなる、作って食べてワクワクするレシピを目指して。
これからはZENBを知っている方にも・知らない方にも、料理が苦手だと思ってる方にも好きな方にも、「いつも食べたくなる、今そして、また作りたくなる。いつもの生活に、これからの生活に寄り添う」レシピをお届けできたらと思ってます。noteでは1つ1つのレシピを少し丁寧に、レシピになる手前のちょっとした小話もお届けできたらと思ってます。よろしくお願いします。
今回は、ZENBヌードルについて
実は担当を担う前はZENBヌードルがそんなに得意ではありませんでした…。というのも、初めて食べたときにラーメンを作ったのですが“何かうまくできなかった“という記憶があるからです。
ところが、異動してから先輩に作ってもらったZENBヌードルを使ったエスニックラーメンはとっても美味しかったのです。 “何かうまくできなかった”自分が作ったZENBヌードルと何が違うのか、レシピなのか、作る人の腕なのか、先輩にコツを聞いてみると。
”美味しさの決め手は、ZENBヌードルのゆで汁”
ゆでるためだけのお湯だと思っていたものが、味の決め手の一つになるとは。パスタを作る際に乳化するためにゆで汁を作ったり、そばをゆでたときにそば湯として飲んだりと、私の頭の中ではゆで汁といってもそれくらいの活用しか思いつかなかったので美味しさの1つになるとは驚きです。
聞くと、ヌードル購入者の31%の人が、ゆで汁をスープに使っているとのこと。こんなにも使われていると思いませんでした。
これまで意気揚々と捨てていたゆで汁は戻ってこず、まさしく覆水盆に返らず。
ゆで汁のおいしさを紐解く
実際まだよくわかっていないZENBヌードルのゆで汁はどんな味がするのが見当がつかず、やや抵抗感がありましたが、黄えんどう豆100%でできていて、ゆで汁と言っても豆の出汁!息をのんでいざ実食。
ゆで汁の見た目は白濁していて、味見をしてみると「甘い!」。豆の優しい甘みと旨みがギュッとしてます。
下記のレシピでゆで汁あり/なしで比較してみると、
もう少し深堀したくなりゆでる水の量で比較してみました。①400ml ②600ml ③800ml以上で比較してみた結果はこちらです。
精進料理の出汁として、大豆が使われたりしますが、黄えんどう豆100%のZENBヌードルも同じように優しい甘さのあるほっとするような味わいでした。実はこのゆで汁、旨みと甘みがあるので出汁としてもいろんな料理に大活躍するのです。例えば、ゆで汁だけをとっておき、塩とオリーブオイルでスープに。味噌を溶いて味噌汁。また、ゆで汁をまるごと使う汁麺やスープパスタにしても。ボリュームもたっぷりで味わい深くなります。
そのなかでも特にお勧めしたいのがこちら!
「ZENB流!トスカーナ風ミネストローネ」
イタリアではミネストローネは味噌汁のような家庭の味。家庭によっても入れる具材や味も様々ですが、トスカーナ州を含む北部は、トマトを使わないご家庭も多いんだとか。いんげん豆を一晩水に漬けて戻してから、ゆで汁ごと加え、野菜と一緒にじっくり煮込むことでほっこりとした優しい味になります。今回のレシピは、豆100%のZENBヌードルのゆで汁を使うことで、その味に寄せてみました。その他の材料はできるだけシンプルにしたので、冷蔵庫にあるお好きな具材(ズッキーニ、セロリ…etc)を追加して試してみてください。
「ZENB流!トスカーナ風ミネストローネ」
<材料(2人前)> ⏱調理時間20分
<作り方>
1. 生ハムは1cm幅に切る。じゃがいも、たまねぎ、にんじんは1cm角に切る。にんにくはみじん切りにする。
2. 鍋にオリーブオイル、にんにく、生ハムを入れ弱火で炒める。にんにくの香りがしたら、じゃがいも、たまねぎ、にんじんを入れる。塩・こしょうを加え、10分程度中火で焦がさないように炒める。
3. ゆで汁、ローズマリー、セージを加え、10分程度弱火で煮る。お好みでいんげん豆を入れる。
※豆のゆで汁は、豆の粉が入っていて吹きこぼれやすいので必ず弱火で煮てください。
4. 全体が煮詰まって野菜が柔らかくなったら、塩・こしょうで味を調える。器に盛り付けお好みで、オリーブオイル(分量外)を回しかける。
10年以上前に、学生時代の留学生のイタリア人の友人が作ってくれたミネストローネを思い出しながら作りました。その時はパンチェッタを使って作ってくれました。初めて“パンチェッタ“を食べ感動したことを覚えてます。今回は生ハムにしていますが、パンチェッタでもぜひお試しください。