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売り買いするのは、これから先の未来の文化。「文化商店」イベントに出展しました

こんにちは。ZENBでリアルイベントやプロモーションを担当している森本と申します。
2023年9月16日(土)・17日(日)の2日間、原宿駅前のWITH HARAJUKUにて開催された文化商店に、ZENBのブースを出展しました。
※文化商店の詳細が知りたい方は主催者であるFRACTA社のレポートもご覧ください。


未来の文化と出会う場、文化商店

【2023年9月15日(金)17:00。雨時々曇り。気温32℃】
「文化商店」のイベントテーマは「まだ見ぬブランド、まだ見ぬ顧客と出会う商店。売り買いするのは、未来の文化。」

異なるストーリーを持った個性的なブランドのみなさんが、来場した方との対話やワークショップを通じて、これから先の未来に向けた取り組みを体験してもらうイベントです。

その中には、捨ててしまうパンのミミを使用した、クラフトビールを提供する「better life with upcycle」さんや、“シングルオリジン・ティーをまるごと飲む”という、新しい緑茶の楽しみ方を提案する「ALL GREEN」さんなど、イベント内でZENBとコラボレーションして頂いたブランドさんもありました。
 
時刻は17:00になる頃。
会場のWITH HARAJUKU 3FにあるZENBブースも準備万端。
午後から降り始めた猛烈な雨もほぼ上がり、9月とは思えないうだるような蒸し暑さの中内覧会は始まりました。

内覧会なので、出展ブランド関係者の方が中心でしたが、「ZENBすごく気になっていました、買えてうれしい!」「ZENBチップスおいしいですね!」など、とても嬉しい言葉をたくさん聞くことができました。3時間の短い時間でしたが、みなさんの熱気がすごくて、あっという間に終わってしまった初日でした。
 
・・・ですが、ここでちょっとストップ。時計の針をすこしだけ巻き戻します。

ZENBの目指す「未来」とは

【2023年4月19日(水)11:30。晴れ。気温25℃】
場面は変わって、春の穏やかなある日。
私は文化商店の主催者FRACTA社の村中氏、平川氏と文化商店への出展に関して、初回の会議を行っていました。
 
その中で「未来の当たり前になる文化を作るブランドが出展」「売り買いするのは、未来の文化」というイベント概要を聞かされることとなります。

「未来の当たり前になる文化?」「未来の文化を売り買いする?」
 
この時点の私は何のことかわかりませんでした。
(説明してくださったFRACTAのお二人すみません。)

とはいえ、楽しそうなイベントになりそうだなと直感で思った私は、そのままイベントの担当者になりました。
 
2023年5月17日(水)16:00。晴れ。気温31℃
GWも明け、最高気温が30℃を越したこの日。イベントへの出展コンセプトについて私は考えていました。
ZENBで使っているコピー、
「食べるって未来を選ぶことだったりする。」
 ここでいう「未来」って何だろう?ということから考えは巡り始めました。 
 
原点に立ち返ってみると、ZENBは「おいしさ」と「健康」が一致した食生活をお届けすることを目指して始まりました。環境への負荷を減らしながら、おいしく毎日食べ続けられるような食文化を作ること。そのために、ZENBの商品はすべて、動物性原料を使わず、自然の素材が持つおいしさを最大限引き出すように作られています。 
 
また、その目標はすぐに実現することはできないものです。商品を買ってくれる生活者のみなさん、原料を作ってくれる生産者の方、素敵な料理に仕上げてくれるシェフ達など、ZENBを取り巻く仲間たちとのつながりをとても大切にしています。
 
ここまで考えた上で、「そんなZENBが目指す食の未来とそれに向かう姿勢を、文化商店に集まってくれたみなさんと共有したい!」ということを改めて思うことができました。

そこから、「展示ブースには、植物をたくさん使おう」「ワークショップは「プラントベースなのにおいしい」をテーマにしよう」とアイデアを膨らませていくことになり、準備は進んでいきました。
 
【2023年9月15日(金)13:00 雨。気温32℃】
月日は流れ、内覧会開始の4時間前。この日の設営はチームメンバー全員で実施します。
そして組みあがったブースがこちら

頼んでいた観葉植物がブースに入らないなどハプニングはありましたが10月26日から始まるZENB STOREのキービジュアルを使ったり、緑を多く使うなど、個性的なブースができあがりました。会場の雰囲気にもマッチしたブースが完成した安堵の気持ちと、大きな期待と、少しの不安を抱えながら文化商店は無事、開幕することとなったのです。

 まだ見ぬお客様との出会い

【2023年9月16日(土)11:30。晴れ。気温31℃】

この日から正式にイベントが始まりました。11:00のオープンからたくさんの来場者ですぐに会場は活気にあふれていきます。

もちろんZENBスタッフもフル稼働。ZENBを知っている人も、初めましての人もたくさん来ていただきました。

 「ZENBヌードル、ホントにおいしいよ!」とお友達に薦めてくれる方や、「ラーメンは初めてみました!買わなきゃ!」というZENBファンの方など、本当にたくさんの方から愛情をひしひしと感じました。

さらにZENBのブース前にいる、good record clubさんから心地よい音楽がずっと流れくるので、雰囲気も最高です。こういうところも、会場を盛り上げる演出になっていました。

 他にも魅力的なブランドさんがたくさん出展していました。全部書ききれないのが残念ですが、例えば、

ZENBのお隣に出店されていた「岩鉄鉄器」さん。

「フライパンを通じて子から孫へ、100年受け継がれるものづくり」をしたいというお話をされる姿はとても楽しそうに見えました。

ほかにも「O0u」さんは、「持続可能な服作り」を目指して、過剰な在庫や適切な生産環境を整えることに取り組むファッションブランドです。「ものがあふれるこの時代に必要とされるブランド、服とはどんなものなのか、O0uは考え続けています。」という素敵なステートメントに、心打たれました。

また、「花を通じて誰もが輝ける社会の実現を目指す」アプローズさんは、「福祉」×「花屋」をコンセプトに「商品を購入することが、社会貢献に繋がるという仕組みを作ること(=ウェルフェアトレード)」を実現したいんだ、とおっしゃっていました。

お話してみると、どのブランドさんからも、「今よりもっと良い未来を実現したい」というまっすぐな気持ちが伝わりました。私も様々な人とお会いすることができて、たくさんの学びとアイデアを頂きました。

「未来」を伝えるワークショップ

時を同じくしてこちらはワークショップ会場。

事前の予約枠は即完売という中、集まった皆さんに前半はZENBとプラントベースフードについてご紹介しました。(写真のクイズ、正解は最後に書いています!)

そして、後半はプラントベースラーメンの試食タイム。おいしそうなトッピングもすべてプラントベースのものだけでできています。写真を撮ったり、レシピを聞いていたり皆さんとても楽しそうに過ごしていたのが印象的でした(トッピングのレシピは「ヴィーガン料理家 庄司いずみさん レシピ」です。)

回答してもらったワークショップのアンケートでも、「おいしてく体に良くて環境に優しい素晴らしい食品だと思いました」や、「ブランドの背景を知ることができてとても勉強になりました」など、嬉しいご意見もたくさんいただきました。このワークショップを通じて一人でも多くの人に、ZENBの考える「食の未来」が伝わったら嬉しいです。
 
 
【2023年9月17日(日)16:30。晴れ。気温31℃】
2日目。外は気温30℃を越える暑さの中でも、会場は大盛況です。
この日はクラフトビールのブランド「better life with upcycle」さんのワークショップにお邪魔してきました。

みなさんの前でお話するのはとても緊張しましたが、捨てられるところを無駄なく使う、という想いを同じにするブランド同士ということもあり、とても温かく迎えてもらいました。
「ビールはもちろん、ZENBチップスもおいしかったです」というコメントも頂けてとても嬉しかったです!
 
こうして、イベントは盛況のまま終了。2日間、来場して頂いたみなさま本当にありがとうございました。
また、今回のイベントを企画・運営して頂いたすべてのみなさまに、心から感謝を申し上げたいと思います。
特にFRACTA社の皆さんには、温かいサポートを頂き、改めて感謝の気持ちをここに記しておきます。

いつかの「未来」が「今日」になる

【2023年10月12日(木)17:00。晴れ。気温18℃】
すっかり秋らしくなった10月にこの記事を書いていると、季節の移り変わりは早いものだなと感じます。
 
文化商店は「未来の文化と出会う」というコンセプトでしたが、今日だって、過去から見たら「未来」。
そして、「未来」はいつだって不確かで、わからないものです。そして、すぐに変わっていくもの、ゆっくりと変わっていくもの、様々でもあります。
 
そういえば、「文化商店の内容もなんのことやらわからなかった」と過去には言っていましたね。
 
でも、今回のイベントに参加していく中で、私が強く感じたことが、「予測のできない未来に向かってできることは、一生懸命考えつづけること」「未来をより良くするために、今できることをすること」だということでした。
 
どんなに不確かでも、わからなくても未来はやってきます。だったら、それを最高のものにしたい。
ZENBを通して最高の未来が作れるようにこれからも考えて考えて、失敗しながらもがきながら、進んでいきたいと思います。
 
最高の未来になるべく近づけるように。
 
※クイズの正解は④約5倍です。分かりましたか?