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揚げているのにヘルシー!?の秘密が明らかに…!

2024年11月に発売したZENBパスタスナックの開発から発売に至るまでのストーリーを、商品企画担当の大西よりお話させていただきます。


マメロニの新しい食べ方発見

黄えんどう豆だけでできたマカロニ、その名も「マメロニ」。2021年の発売から、ゆで汁までまるごと使えるスープやグルテンフリーのグラタンなどメニュー提案もしていきましたが、茹で時間が9~10分とやや長めということもありなかなか多くの方には食べてもらえていないことに、日々悶々としていました…。


そんな中、23年8月にパスタスナックを製造している企業様とのご縁があり、マメロニをパスタスナックとして試作してもらったところ、茹でたマメロニとはまた違う、香ばしい新たな美味しさがあることがわかりました。さっそく商品開発チームにも試作品を評価してもらうと、「みんなついついもう1個、またもう1個と手が伸び、一度食べると止まらなくなる魅力がある、これは是非商品化したい!」と開発担当の中村さんも商品化に乗り気になってくれました。
善は急げと、社内で商品化に向けての承認をもらい、茹でるだけじゃないマメロニの新たなカタチ「パスタスナック」としてなら手軽に食べられて、さらにマメロニの良さを知ってもらえるのでは、と期待を膨らませながら、開発をスタートさせました。

サスティナビリティに沿った商品開発

概ね試作品の品質は出来上がりに近づいており、すんなり発売までいけるのではと思っていた矢先。ゼンブパスタスナックを構成する原料の一つである油について課題が出てきました。
スナック菓子などに使われている植物油には、パーム油を含む油が一般的で、酸化しにくくサクッとおいしく仕上がるので広く使われています。ただ、このパーム油の生産について森林減少や生物多様性への影響が世界的な問題となっており、ZENBとしては「サスティナビリティ(持続可能性)」の観点から、持続可能な方法で生産された原料を検討していくこととなりました。当初は持続可能な生産が行われているパーム油を調達担当に探してもらっていましたが、すぐに安定的に入手することが難しい、との返答で困っていたところ、環境の問題がない「こめ油」のみでパスタスナックを作って下さるメーカー様と出会うことができ、商品化の目途がつきました。

シンプルな味わいへのこだわり

ゼンブパスタスナックは、黄えんどう豆でできたマメロニ、こめ油、塩の3原料のみで、黄えんどう豆本来の旨みや揚げたことで香る香ばしい風味といったおいしさを最大限に伝えられる原料に行きつきました。
こめ油は、酸化しにくいだけでなく、味わいもまろやかにしてくれます。
豆の旨みがしっかりあるので、塩はその旨みを引き立ててくれる程度の少量に。また、ただの塩にとどまらず、細かい粒の塩を使うことで、少ない塩の量でも塩味を感じられ、よりからだにやさしい処方に仕上げました。
シンプルな味わいだからこそ、食べると止まらなくなる、やみつき感。ぜひ多くの方にこの食べ飽きないおいしさを味わっていただきたいです。

揚げているのにヘルシー!?の秘密

このゼンブパスタスナック、一度食べてもらえば分かりますが、小麦でできたパスタスナックに比べるとやや堅めのクリスピーな食感。どんどん噛むごとに豆の旨みが広がっていってこれがクセになるのですが、この「堅さ」もヘルシーさにつながる秘密になっているとは…。

揚げているのにいつものスナックより脂質43%オフ※(※分析による推定値、日本食品標準成分表2020年版小麦粉あられ比較)でヘルシーってどういうこと?と皆さんもすでに疑問をお持ちかと思いますが、実はゼンブパスタスナックは茹でたマメロニではなく、乾麺のマメロニを揚げることで、油の吸収が少なく、ヘルシーな仕上がりになっているというわけです。
ちなみにノンフライ製法ができないかと思いトースターで焼いたりもしましたが、揚げたものよりかなり堅くなり、食べやすさやおいしさの点で揚げ製法を採用することにしました。

マメロニの可能性は無限大

2023年発売のマメロニ入りスープに始まり、マメロニの良さを新たなカタチで伝えられないか、と奮闘していく中で、社外の方との出会いによってたどり着くことができたゼンブパスタスナック
 休日にカリカリっと音を立てながら家族で楽しく食べられるおやつに、
 平日の疲れを癒す晩酌の罪悪感なく食べられるおつまみに、
そんな日常のひとコマにゼンブパスタスナックが入り込んで皆さんの生活を豊かにしてくれることを願っております。

マメロニがもつ、「おいしさ」や「栄養」という良さを手軽に楽しめる商品にできたと思っています。今後も社内にとどまらず視野を広げ、様々な出会いを大切にしていきながら、マメロニの可能性を伸ばし続けていきたいと思います。